毎年7月に行われるゆり組の合宿。今年はコロナウィルス感染予防の為、泊まる事はせずに、アンデルセン公園と幼稚園でのイベントに変更になりました。
「合宿」改め「わくわくお泊まらない会」
あー!楽しかったー(^^)
今年は気にかける事も多くありました。
コロナウィルスの感染予防として、マスク・消毒・できるだけソーシャルディスタンスを保てる様に…
熱中症の対策として、子どもの表情・顔色・水分量・お弁当の量をチェックし、心配な事があれば担任や園長に伝えました。
保護者の方には心配な事だらけだった事でしょう。
コロナについてはもちろん、熱中症、そしてバス酔い。長い活動時間で子どもが疲れてしまうのではないかと…。
普段、出かけている時には親が気にかけ、声をかけてあげられるけれど、園ではその様にはいかないですもんね。
子どもが辛いと自分も(親)も辛い。
子ども達の安全を守る事だけを考えれば、何もしない方がいいという考えもあるでしょうね。でも、この経験こそが子どもを強くし、親をも強くしてくれるのだと思うんです。
白菊幼稚園の教育理念は
「子ども達の20年後の幸せのために」
20年後どんな世の中になっていても、生き抜いていく力をつけたい。
コロナ禍の今。まさにこんな未来が来ると予測の出来なかった今。そんな中を過ごしていく子ども達はきっと強くなる事でしょう。
子ども達にとって、1年・1ヶ月・1日でさえ無駄にしていい日は無いのだと思います。日々、経験し吸収し成長していく子ども達には代えられる日は無い。
だからこそ、泊まる事はできなくても、皆で出かけ、遊び、活動する事でどれだけの事を吸収してくれたのでしょう。
「あの滑り台、長かったねー!先生、もう1回滑ろうよ‼︎」と汗をにじませながら走り出したO君。
帰りのバスで寝てしまった友だちを見て「わっ!可愛い♡」と目を細めたH君。
絵日記に1日の思い出を(まだ苦手な平仮名で)一生懸命に書き連ね「お母さんに見せなくちゃ!」と大事にリュックにしまっていたY君。
夕焼けの空を見上げて「先生あの雲見て!空のピンクが透けて見えるね」と目を輝かせて指さしたNちゃん。
まだまだ数えきれないエピソードと想いが、子ども達一人ひとりの中にあふれる1日となりました。
たった1日だけれど、大切な1日。
この経験と思い出が子ども達の中に根付いてくれる事を願っています。
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